『セイクレッド・スター』

~魂の故郷への旅立ち~

1 理論編

第13章   「ヒーリングの原理とメカニズム」    by 天使 テリエル 

 「ヒーリング」には大別して4つの方法があります。

 まず、第一に「純粋領域ヒーリング」、第二に「アカシックヒーリング」、

 第三に「サイキックヒーリング」、そして最後に「感情の癒しヒーリング」があります。

 今回はそれぞれのヒーリングの意味をお話いたしましょう。



 まず、「純粋領域ヒーリング」というのは、

おわかりのように、御自分の意識をピュアにし、「透明」な状態に近づける。

 あなたが「純粋領域」からのエネルギーの媒体となる、

 ただそれだけで「宇宙の意志」により、自動的に「ヒーリング」が行える方法です。

 ただ媒体になれば、あなたの意識の透明度に相応した領域は、

すべて自動的に、クリーンにされてゆきます。


 このヒーリングには、肉体と、精神と、魂との連携作業が必要です。

いわゆる「三位一体」と同じ意味をなします。

 この3つの要素が、完全バランスをとり、ちょうど正三角形をなすイメージが必要です。

 どちらか一方に偏ることもなく、3つの要素が、

完全にバランスがとれないと行えないものです。


 つまり、たとえていえば「キリスト意識」とか「ブッタ意識」、

「聖者の意識」に相当するレベルです。


 ただその人が存在するだけで、周りは癒されていくのです。


 この領域に到達するには、霊性、霊格、背後霊団のサポートも重要でありますし、

多くの経験、体験を積み、この世の苦しみ、悲しみ、恐怖、不安、

すべてを体験していなければ、なし得ないことなのです。


 それとともに、深い、深い瞑想が必要となります。

自己が透明すぎるくらい、透明な領域に、到達する必要があるのです。

 このヒーリングは、「最も高度」な方法といえるでしょう。



 第二に「アカシックヒーリング」について説明いたしましょう。

 「アカシックヒーリング」とは、あなた方人類の歴史の中で積み重ねられてきた、

「ヒーリング情報」を用いて行う方法です。


 古代から人々は日々の生活の中で、体と心のバランスを如何にしてとるかを、

経験によって編み出してきました。

 今のように化学薬品もない時代でしたから、様々のヒーリングの体験が情報となり、

アカシックレコードに、メモリーされてゆきました。


 そこには想像を絶するくらいの、無数の経験、体験が、メモリーされているのです。


 そこにアクセスできるようになると、その情報を、

自由自在に、使いこなすことができるようになります。


 その情報にアクセスするためには、魂の中にある、

「アクセスコード」を目覚めさせないと、情報は読みとれないのです。


 前世で、ヒーラーであった人、医療にかかわった人、

人のために癒しを行い続けた人は、現世でもそこの情報にアクセスできます。


 これは、自分でそこの領域を見つけだすのは、非常に難しいレベルでもあります。

 時には、霊格の非常に高い能力者に出会ったとき、開くことがあります。

御自分のエネルギーレベルよりも、さらに高いエネルギーレベルに遭遇しなければ、

開かないのです。



 第三番目として 「サイックヒーリング」 についてお話いたしましょう。

 これが通常行われている「ヒーリング」のレベルです。

 相手のエネルギーと、共鳴状態をつくり出し、相手の状態を感知しながら、

エネルギーのプラスとマイナス、そのバランスをとっていく手法です。


 この手法で上手く「ヒーリング」を成功させるには、

「相手とのエネルギー交流」が必要条件となります。


 相手と波動レベルを合わせるわけですから、エネルギーの行き来が行われます。


 ここで注意しないといけないのは、相手の悪い状態が、

そのまま自分にはねかえってしまうということです。

 そのことを十分承知の上で行う必要があります。


 ヒーリングを行った後で、相手のネガティブ状態が必ず残留し、それを放置すると、

知らず知らずの間に、身も心も蝕まれていくのです。


 それを避けるには、後で、自分のエネルギーバランスを戻すために、

十分なアフターケアーが必要なのです。


それは、心と体のケアーを、いろいろな民間療法的手法を用いながら、

行わなければいけないのです。



 最後に、「感情の癒しヒーリング」についてお話いたします。


 人は感情の生き物でもあるわけですから、当然、

怒り、恐れ、不安、悲しみ、憎しみ、妬み、強迫観念、孤立感により、

焦燥感なども生まれるのは、誰しも認めることと思います。


 この感情の癒しというのは、「相手の中に眠るネガティブ成分に、

パワーを与え、ネガティブ成分を強制的に増幅させる。そして、

当人の問題点となる、感情の要因を気づかせる」ことが、重要な作業となります。


 当然、当人の気づかないレベルに、

感情のエネルギーを注ぎ込まなければなりません。

 同じ感情を交流させ、お互いの間で、エネルギーの掛け合わせ現象を、

発生させる方法なのです。当然、感情面の交流が、盛んに行われてくるわけですから、

 時には泣きわめいたり、感情を抑えられなくなり、もだえ苦しんだり、

大声を出したりいたします。


 この時にヒーラー側は、その感情に振り回され、自己を見失わないことが、

大事なポイントとなります。感情領域でエネルギーが増幅したとき、

同じ感情を記憶した、霊的な存在が状況を感知して、侵入してくるのです。


 感情のヒーリングは、当人の、意識の要因で起こっているので、

外部の霊的な存在が起こしているのか、識別ができなくなってしまうのです。


 よく、霊能者がこのような状態になるのも一理あることなのです。


 感情エネルギーの処理は、非常に難しい要素なのです。


 しかしながら、人である以上感情は発生します。

 「感情のバランスは、魂のキャパシティと密接な関係」があるのですから。

 この感情をうまく処理すること、それには、ここまで申し上げた、

相手の意識との同調を、さらに越えた、高度な領域で、

「感性を高めた領域」で癒されてゆかないと、根本的な感情の癒しはできないのです。



 これをサポートするのは、人ではなくで「自然界」にたくさんあるのです。

 フラワーエッセンスや、植物や、川や、海、山、動物、ペット、

それらの中に癒しのエネルギーがあるのです。

 これらをうまく活用することによって、さらに高度な、

感情のヒーリングがなされていくのです。


 人のパワーのみに頼るのではなく、自然との共存の形で、

感情のヒーリングは効果的に行われてゆきます。

 その方が、無理に感情のトラウマを増幅させることなく、

ヒーリング効果が増してゆきます。



 以上4つの「ヒーリング」についてお話しいたしましたが、人というのはそれぞれ、

覚醒のレベルや気づきも、みな違います。

 その人にとって、どのヒーリングが最も有効であるか、適切であるかは、

的確に判断し、対応する必要があるのです。


 そして最も有効、かつ効果の早い方法を使う必要があるのです。

 どの手法が最高というのではなく、これらの手法の、よいところを、

効果的に取り入れて行ってゆく必要があるのです。






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