『セイクレッド・スター』

~魂の故郷への旅立ち~

1 理論編

第15章   「意識の構造」          by マクラーゼ 

 「意識の構造とは何か」ということについて考えてみましょう。


 意識のメカニズムは、大脳生理学でも様々な議論が交わされておりますが、

まだまだ、本当に、意識がどのようにして働いているのか、

解明されていないことが多いと思います。


 まず、意識がどのように作用し、そして現象化していくか、

そのプロセスについて話してみましょう。


 140億個の脳のニューロン、その神経節が無数に絡み合って、

多量の情報を形成している、と現在の科学では捉えておりますが、

それはあくまでも、神経科学的なものごとの見方。


 3次元の肉体を通したときに皆さまが感じる、3次元的な肉体として、神経を反応させる、

記憶を固定させる、視神経、聴覚、嗅覚、言語中枢、それらに反応させるプロセスにおいて、

ニューロンや、神経節は必要です。

 しかし「意識」というものは、そのあなた方の持っている五感とは、違うレベルにあります。


 五感を越えたところ。いわゆる第六感というところ、ちょっと、

「皆さまが考えている次元とは違うところ」に、意識の発生メカニズがあり、

 今の地球の科学では、あくまでも、肉体反応としての解明しか、できないのが現状です。


 それも科学の発展の、プロセスかもしれません。


 もっと違ったレベルで、ものごとを捉えられるようになったとき、

 「意識が何たるか」と、いうことを、皆さまは理解できるでしょう。



 「いし・き」という言葉。「意志」も、「気」ということ。

 いわゆるあなた方の、意志を持ったとき、「気」というエネルギーが流れる。

 その「気」が、あなた方の神経節に反応し、そして五感に反映してくるということ。


 最初に意志を持ったとき、「気」の流れが発生する、その気の流れが、

あなた方の神経節に、脳のニューロンに反映してくる。

 その脳のニューロンに情報を蓄えるのは、脳内伝達物質が、媒体をなしていると、

考えられていますが、実は、そのようなものではなくて、


 単なる、あなた方のご存じの、「水」、

 「水分に情報を蓄える、記憶物質が含まれております」。



 その記憶方法は、「フラクタルメモリー」。水の分子結合の、おりなす角度、

その角度が、非常に複雑な多層、多面体構造をなしてゆく、

その「多面体構造の中に、情報が蓄積されてゆく」のです。


 多面体構造であるがゆえに、意識は、多重構造に、いくらでも記憶されてゆく訳です。

 意識の「波動レベル」によって、深い深い層まで、記憶を蓄えられていく訳です。


 これは水の特殊性が、その中に、いくらでも無限に、

情報を蓄積できるように、なっているのです。


 水の情報源というのは、無限に可能性を秘めたものです。

 そのことを、まだ現在の地球科学では分かっておりません。


 この地球は水の惑星です。水分がほぼ70パーセントを占めております。

あなた方の人体も同じくらいの比率で。

 水分なくしては生きてられないのが現状でしょう。


 地球の水分の構成量と、あなた方の人体の水分のパーセンテイジは、ほぼ同じなのです。

 それもフラクタル。宇宙のメカニズムに等しいといえるでしょう。


 「あなた方の体内の水分量が、メモリーの量を決める」ということを、

言ってもいいのです。したがって、あなた方が死をむかえた時に、

まず起こる反応としては、人体の水分が無くなってゆくのです。そうすると、

 あなた方の体の中にある、3次元的なメモリーは、消えてゆくのです。


 ただし、「水分が記憶したメモリーの、属性は永遠に残留する」のです。

 これが「魂の永遠性のもと」となるのです。



 水なしでは、あなた方は生きられません。この水のなかに、

意識を蓄えるすべての秘密が、隠されております。


 まず、あなた方がものごとを考えるとき、五感から脳内の、様々なメモリーへ、

情報が伝達されているはずです。情報の伝達は、実は、瞬時に行われております。


 ただ、肉体に反応させるための電気パルス・・・ 

 イオンチャンネルというのがありますが、このイオンチャンネルに反応させる、

そのプロセスに、若干の時間が発生している。


 本当は、瞬時で行われているのです。若干のタイムラグが発生するのは、

肉体を持っているが故の、ジレンマかもしれません。


 意識というものは、肉体の次元を越えたとき、ほぼ時間軸を意識しないで、

瞬時に反応しているのです。

 高い次元チャンネルで、あなた方が、意識を持たれた時、

その意識は、低い次元へ転換され、これをエネルギー転換と申しますけれども、

 最終的には、脳神経ニューロンの、イオン反応として現れてきます。


 そのプロセスというのは、非常に複雑、多岐、極まりないものです。


 逆のこともありえます。あなた方の五感から、高次元へ、

意識を転換することも可能なのです。どちらも可能なのです。


 どの次元で、意識を使うか、使う意識のレベルによって、

あなた方が、つながる世界が変わってくるのです。


 つながる世界も多次元構造化しております。際限ないと言ってもいいと思います。

 無限の次元をなす、意識の空間が存在しているからです。


 基本はあなた方の持つ体、脳神経が、すべての発信源となっております。

 従って、脳神経反応、そして、エネルギー伝達、速度、エネルギー純粋性、

人体の水分の純度、それらをいかにして高めるかが、

高次元へつながるための、大事なプロセスといっていいでしょう。



 どの次元までつなげられるかは、あなた方の、たゆまざる努力、そして学習、

それ以外にないかもしれません。


 できうる限りの「条件反射機能」を、蓄積する以外にないかもしれません。


 学習のプロセス、みなさまがご存知のように、

条件反射を積み重ねる、それ以外にないのです。


 生まれてから死ぬまでの間に、どれだけの条件反射を蓄積できるか。

 それらの開発、程度により、アクセスできる次元が変わってくるのです。


 可能性は、無限大にあります。


 しかし、途中で努力を怠った時、そこで停止するのは、やむを得ないことなのです。


 これも自然の成長、あるいは進化のメカニズムの、ひとつにすぎないのです。



 意識の進化も、それぞれの個人の意志の、なすままなのです。

 それぞれの選択にまかされている、これが、意志における、あるいは、

意識における、自由度というものです。すべては個人にゆだねられている。

 しかし、可能性は、無限大にあるということ。覚えておいてください。



 味覚、視覚、聴覚、嗅覚、皮膚感覚、これらを五感と称しておりますが、

これらの五感を越えた領域、別名、第六感と呼んでおりますが、

 この第六感の領域から、意識は形成されているのです。


 五感がベースとなって、五感がうまく組み合わされ、

 ベストなコンビネーションよって、意識の世界は創られているのです。


 したがって、意識を磨くとは、まず、五感を磨き、

 洗練された五感の上に、第六感が、存在するのです。

この意識をピュアにする方法は、また別の機会にお話しいたします。


 そして、意識というものが、もっと多次元構造の、すべての世界へつながる、

架け橋となっていることも、また別の機会にお話しいたしましょう。

 それは、集合意識、集合無意識の章にてにお話しいたしましょう。



 すべては、水がおりなす、微妙な幾何学パターンの中に、

情報が蓄えられているのです。単なる H₂O という表現形態、

 それはあくまでも、地球の科学で捉えたレベルにすぎないのです。


 酸素と水素が織りなす角度、それも無数に織りなす角度、

 それは、雪の結晶構造と全く同じなのです。

 この結晶構造のなかに、「フラクタルメモリー」の秘密が隠されております。


 あらゆる形態を形作ることができるのです。

それ=(イコール)意識のメモリーなのです。


 この意識に宇宙のエネルギーが通ったときに、現象化が起こってくるのです。

 意識は情報です。エネルギーは、電流のようなものと捉えてみてください。


 電流のなかに情報がのっている、それも意識の情報です。

 それが、人体を通った時、三次元へ現象化してくるのです。






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