24章  「チャネリングの手法」 by トート 


 チャネリングとは、古来より、「内なる声を聞く」、ということ

そのものを表現したものです。


 「内なる声を聞く」とは、言葉通り、内なる意識に目を集中するということ。

 この、目を集中するということは、第3の目とも関わってきます。


 第3の目は、アジナーチャクラとして、伝えられておりますが、

この脳の中心部に、意識を集中できる中性場がございます。

 「ゼロエネルギーポイント」がございます。


 右脳でもない。左脳でもない。ちょうど中心部に当たるところ、

 そこがセロトニンを媒体とした、さらに奥深い、変成意識の世界へと、

いざなうことが出来るのです。


 内なる意識に集中できること、そのことをチャネリングと申しております。


 それと同時にそれまで培われた、あらゆる、五感を駆使した感性、感知力、

それらがすべて集合体となり、チャネリング能力に影響してくるのです。


 そして、自分自身の、意識のレベル、高い、高いレベルに

意識を上げてゆくことによって、さらにさらに高いレベルの内なる声を

聞くことが出来るのです。



 それは、もともと人類に与えられた、うまく、人として生きるための知恵、

本能とも関係しているのです。


 動物的な脳だけでは、すべてを本能のままに、破壊し尽くしてしまうでしょう。

 それを、阻止するために、理性、知性という高度な意識を与えたのです。


 内なる声、内部の良心、内面にある、強い働き。

 あなた方が、それを神と言おうと、ハイアーセルフといおうと、

何でもかまわないのです。


 あなたの意識が、純粋であればあるほど、高次のメッセージが与えられるように

なっているのです。


 自分自身の気づき以上のものは与えられないのは、伝わってこないのは、

波動同調の法則、そのものが成り立っているからです。



 チャネリング能力を洗練させるためには、

あなた方の魂の精錬、練磨が必要です。

 そして、自分自身を高め、清めてゆくこと。 そのことによって、

あなた方の、肉体のキャパシティーは広がり、魂の許容度も広がってゆくのです。


 それらと連動して、これらの、チャネリング能力、霊視能力、

すべてつながってゆくのです。


 人は肉体だけではなくて、別の次元で、ものごとを考えられるように

もともと創られているのです。


 そして、意識の世界から、こちらの世界へ影響を与える。

 そのようなことも出来るようになっているのですから・・・。



 内なる声に耳を傾け、さらに自分自身の魂を高めるために、

チャネリング能力というものを磨いてはいかがでしょうか。


 第一の基本になるのが、感知能力。

 それは、視覚、聴覚、触覚、味覚、言葉、すべて、五感を駆使して

行われるのです。すべての感性を、バランスよく磨くこと。


 そうするとあなたの意識は、外に大きく広がり、動物や植物、鉱物とも、

意識を交流できるようになるでしょう。

 そのものと一体をなす。そのものになりきることによって、

そのものの意識を読めるようになるのです。


 水晶なら、水晶と。意識を合わせてみるのです。


 そうするとあなたの体は、水晶そのものになります。そして、

水晶から様々なメッセージを感じることができるでしょう。



 それは言葉ではなくてもかまいません。感覚でよいのです。

波動感覚で、どんな感じがするか。

 何を伝えたいのか。ご自分の感性を広げて感じて見られればいいのです。


 それをチャネリングと申します。



 あらゆる感覚を駆使する、そのためには、瞑想の章の時にお話しましたように、

集中とリラックス、この二つのバランスが、最も大切となってきます。

 霊性を高めるためには、ある程度の瞑想訓練も必要です。



 十分に、自分自身の内部を見つめ、内部の意識を浄化し、高めること。


 そのことを強く目標にもたれ、チャネリングにしても、第3の目の開発にしても、

「そうなるという自分を想定し、目標とするのです」。


 あなたが、そうしたい。そうなりたいという意思は、必ず実現するのです。

 必要なことは、それぞれの段階に応じて、シンクロニシティーのように

起こってくるでしょう。


 あなたが目的とした能力の開発、そのために必要なことは、必ず、

シンクロニシティーとして起こってくるでしょう。

 それらを十分に有意義に活用され、ご自分の霊性の開発、霊格の向上に

努めてゆければ、よいのではないでしょうか。



 「チャネリングには、そのものになりきるということ」。

 これが基本です。後は、五感のどこに連携させるか。

 聴覚でもいいでしょう。声帯でもいいでしょう。視覚でもいいでしょう。

あるいは、皮膚感覚でもいいでしょう。どれもチャネリングなのですから…。


 あなたの最も得意とするところに連携させれば、連携できればそれでいいのですから。

 人それぞれ得意不得手があります。しかし、もともと、すべての能力は

ヒューマノイドに与えられたものです。


 目的を持った時から、その成就へ向けて、時間軸は進んでいるのです。

 遅かれ早かれ、そのことは起こるようになっているのです。

 時期は人それぞれ違うかもしれません。しかしながら、あなたが意図した時、意志した時から

目的は達成されるようになっているのです。


 それが意識の実現化。強い意識の作用が、目的をつくるのです。


 チャネリング能力も、あなたがそうなりたいという意識によって、

いち早く開発されてゆくということを、お約束したいと思います。



 もともと人は、すべてのすべてを包み込むだけの

魂のキャパシティーを持っております。


 そのわけというのは、あなた方は自然の中で、共存共栄している、

動物、鉱物、植物界、そして、この地球という惑星、

太陽、月、太陽系すべての惑星、そして銀河系に至るまですべて、共存共栄し、

その中で生きているということ。その大きな愛に気づくことが出来る魂、意識があればこそ、

あらゆる次元、あらゆる意識、あらゆる存在、あらゆる物質と

一体化できるということを知ってほしいからです。


そこには、まったく限りはないということ知ってほしいからです。



 制限されたチャネリング通信というのは、チャネラーそのものの意識の限界を

示している証拠になるのです。


 柔軟にすべての意識界と意識同調できること、それが、宇宙全体の、あらゆる存在の

存在を許容できる魂がある証拠にもなるのですから。


 心を寛大に、大きな愛を持って、多くの存在と通信を交わしてみてはいかがでしょうか。

 もっともっと大きな、多くの気づきがあなたに与えられるでしょう。



 植物からは何のために、人に美しさ、感動を与えているのか。

花の感情が良く分かってくるでしょう。


 鉱物界からは、鉱物の固体化された意識、その固体化された意識に情報の蓄積があり、

固有のエネルギー体をつくるということ、その固有のエネルギー体は個体があるからこそ、

強固なものになる。そのような通信が得られてゆくでしょう。


 これも、気づきのひとつ。


 動物界からは、何のためにあなた方のために、彼らが存在しているのか。

 そして、あなた方を見守っているのか。

 動物界。植物界、鉱物界との連携を、うまく果たす役割りは、仲介役は、動物です。

 その、動物がいるからこそ、あなた方は、彼らの恵みに感謝できるのです。

 多くの癒しを与えてくれているのです。


 この地上にエネルギーバランスを公平にとってくれているのです。

 いかなる動物種であろうと、この地上のバランスのために存在しているということを

知ってほしいと思います。


 そしてあなた方も、動物達に癒されているということにも気づくでしょう。



 チャネリングとは、気づきを、大いに広げる役割りを果たしてくれるでしょう。

 すべてに、愛を持って、寛容さを持って、優しく、一体化してみてください。


 それがチャネリングというものです。


                       以上、トートからでした。




 

 
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