9章  「ヒーリング能力の開発法」 by 天使 ラファエル 


 まず、ヒーリング能力の開発に関して、重要なポイントとしては、

「わたしはヒーリングができる」という、自信のようなものが大切です。


 「まさか、自分にそんな能力が?」と、疑った瞬間から、能力は発現しなくなります。

 第一のスタートは、「意識」の持ち方であるということです。

 何事も、自信を持つことなのです。


 ヒーリングの手始めとしては、お互いにわかりあった人たち同士で行った方が、

エネルギーの交流が、スムーズにゆきます。


 家族、夫婦、恋人同士など、気心が知れた人と行ってみてください。

 スタイルは、どのような方法でも構いません。


 手をかざすことは、手に意識を集中して、

いかにも、「これからヒーリングを行うのだ」という意思表示なのです。


 本質的には、手をかざす必要などなく、

意識の動かし方だけで、エネルギーの交流は行われており、

また被験者に触れる必要も、まったくないことを、知っておいていただきたいと思います。


 ただし、ヒーリング行為において、初心者の方には、

どのような手法であっても、基本パターンを、身につけておいた方が、

ヒーリングに対する心構えを、条件反射を、

即座に作り出すことができるようになりますので、


注意点さえ守れれば、御自分に合った方法で構いませんので、

身につけられれば良いと思います。



 個人の意識、想念、行為か何か、

自然界の法則、摂理に反したときに、エネルギーバランスを失う。

 つまり、各階層での、波動レベルの連携が、うまくゆかなくなったときに、

それらを、自然のバランスに従うよう、調整する行為を、「ヒーリング」と言います。


 このため、ヒーリングを行う側と、受ける側との間における、

波動共鳴現象が起こります。



◎ 注意点

 この時に重要なのは、ヒーリングを行う側の意識や体調に乱れがあると、

その状態を、受ける側に与えてしまうことです。


 これを避ける準備段階として、ヒーリングを行う前に、

必ず、自己のエネルギーバランスを整えて、体調のみならず、意識の調整を行い、

ネガティブが起こらないように、整えておく必要があります。


 そこを誤ると、ヒーリングどころか、被験者の症状を、

悪化させてしまうことになるのです。


 また、ヒーラーが、被験者に対して感情移入し、

被験者もそこで、感情同化するのは、非常に危険極まりなく、

お互いの、感情のカルマを増幅させるか、受け入れてしまい、大変危険なのです。


 ヒーリングに於いては、感情同化、感情移入は、最も避けねばならない原則なのです。

 お互いに、感情的エネルギーが行きかって、

終わりなき、ヒーリングゲームとなってしまうのです。



 また、ボディーレベルに於いても、同様のことが起こります。


 被験者に触れた瞬間から、ボディーレベル、エーテル体レベルでの、

エネルギー交流が、必ず発生しますので、低次元レベルの、カルマが発生し、

それを受け入れざるを得なくなるのです。


 これは、ヒーリングの基本で、注意すべき事柄で、

ヒーリングは、身近にいようと、いまいと、

時空を超越したところでなされるのが、本物のヒーリングです。


 やたら、被験者に触れる行為は、邪道でもあるのです。



◎方法

 
ヒーリングする側は、エネルギーバランスを完全にとって、

宇宙エネルギーとの一体化、完全導体となるよう、準備する必要があります。


 このためには、紹介いたしました、「瞑想」を練習することによって、

宇宙との、一体化の、コツがつかめてまいります。


 高度のヒーリングは、「意識」のみで行えるものですから、

ヒーラー側の、宇宙一体化状態を、被験者に、「共鳴」させるだけでよいのです。


 ただ宇宙エネルギー、宇宙意識との通路となるだけで、

相手側には、その状態が、たやすく反映されるわけです。


 むやみに意図的に、コントロールすれば、するほど、別の問題を発生させてしまうのです。

 なんの感情移入もなく、ただ、宇宙との、導体となるだけでよいのです。


 しかし、ヒーリングをする側は、被験者の状態変化を、知っておかねばなりませんので、

相手の状態を、モニターしつつ、行う必要があります。


 この時に注意すべき点は、モニターした瞬間に、

ネガティブエネルギーが、逆流してくることにあります。


 このネガティブエネルギーも、宇宙の循環システムに、

戻してゆくイメージを、必ず持っておく必要があります。

 この処理を無視、または、無知であった場合、ヒーラーに、負担が残ってしまうのです。

 これを、「受ける」といいます。


 この、残留するネガティブの処理が、完全になされないとき、

ヒーラーのエネルギーレベルの低下が、始まってゆくのです。



◎ まとめ

 以上の注意点を守り、気心の知れた人とで、ヒーリングを行ってみてください。

一度ヒーリングがうまくゆくことで、意識上での、自信とつながってまいります。


 そして、ヒーリングを何度も繰り返すことで、波動感知力、直感力も、

同時に磨かれてまいります。



 ☆ 「ヒーリングの目的は、極端なエネルギー極性のズレを、ゼロ点に戻し、

   本来の、宇宙エネルギーのルートに戻すことをいい、

   最終的には、大いなる気づきをもたらし、

   精神の高まりとともに、最高の至福をもたらすもので、

   生きる勇気と、希望を与えるものである。」 


                       by 天使 ラファエル




 

 
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