4章  「LOVE−STAR」 by トート 


 神話の中にある、男性神、女性神、それはギリシャ神話、聖書、

日本神話、道教の中、また、インドのマハラーバータの中にも記されています。


 これらはすべて寓話ではありますけれども、この寓話の中から

宇宙の法則性をつかめればいいと思います。


 つまり、二極性の原理の中で、相異なる者、それを互いに分かち合い、

認め合い、完全和合の状態に成し遂げる。

 それは、宇宙の法則そのものであるからなのです。


 二つの対極の中でしか進化が望めない、全体の進歩が望めないような構造の

宇宙が存在しているゆ所以なのです。


 そのような中で、相互いの意識を認め合うというのは、

苦しみも、そして苦しみと共に喜び、二つの両極性を

持ち合わせることになるのです。


 その中に、神々の葛藤のドラマが生じているのは

やむを得ぬことでもありましょう。



 人間界を見ていても、個の対立がさまざまなところで見られます。


 自己というものを、自己の極性を維持しようという力、維持したいという力、

それは本能的なものに根ざすものなのですすが、しかし、

この本能的なものから、あなた方が解放されたとき、


 自己を保ちたいという、また、認められたいという、

自己賞賛願望から抜けることができるのです。


 その心構えにおいて、もっとも大切なのは、

互いのエネルギーのやり取りの中で、他からエネルギーを、自分だけに

求めるということだけではなくて、他にも、相手にも、そのエネルギーを

与えてあげる、そのようなやり取りの中で、自然に互いの一体感が生まれてくるのです。


 すると異なった側面は緩和され、常に一体感がもたらされるようになるのです。


 それは距離が離れていても、関係がありません。


 意識の中で互いに繋がっている。

 それは「絶対の信頼」というものに根ざすものなのです。



 互いをよくわかりあう、分かち合う、その気持ちが、自分自身の

エネルギーバランス、調和となって、戻ってくるのです。


 その調和の中に、融合という感覚を、いつも持ち続けることが出来るでしょう。

 そうなった時、それぞれの自由意志というのを、認められるようになるのです。



 互いに、自由であるからこそ、さらに互いの自由が得られる。

 そして、崇高なエクスタシーとも言えるエネルギーが、流れるようになるのです。


 それこそ最高の幸せなのです。

 それを愛と呼んでもらってもいいと思います。


 互いの作り上げたバラの花。それをラブスターというのです。


 二極性を超越した究極の愛の結晶のことを指すのです。




 

 
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