『セイクレッド・スター』

~魂の故郷への旅立ち~

1 理論編

第31章   「アトランティスについて」    by トート 

 13というサイクルを、迎えし時にあたり、一万三千年の半サイクル、

その中に、地球の大変動、これが、「 アトランティス 」。 

 今から、一万三千年前の話です。


 わたくし「トート」は、そろそろ皆さまに、アトランティスの真相を、

明らかにしなければならないと思います。それは、真実のアトランティスです。



 レムリアより遥か前に、宇宙のミドルスター、

ちょうどノーザンポーラスター、北極星と、サザンポーラスター、南極星、

その中間の宇宙空間に位置する、「 ミドルスター 」というのがございました。


 この宇宙空間には、プラスとマイナス、N と S のバランスを取り、

中間の考え方がすべてだと。

 そしてプラスにも、偏ることなく、マイナスにも偏ることなく、

すべては、「バランス」であるということ。

 この中の、ゆらぎは致し方ないとして、それは自然の流れ、ファジーな流れとして、

捉えていたのです。これを、「 中庸の思想 」と申します。


 仏教でいわれる中庸の思想というのは、ここから訪れたものです。

仏陀意識、ここから来たのです。


 慈悲に根ざした、中庸の心で持って、すべてに接する。

 そこに法あり。と、説いたのです。


 これが、わたくしの親しい友である、エルカンタレーネ、アガシャー大王その人なのです。


 この、エルカンタレーネの集団が、

レムリアも。まだ、人類というのが、まだ発生していない頃に、

意識体として、ちょうど今の、ゴビ砂漠のあたりに降りたのです。


 その頃は肥沃な土地で、人々が住んでいるわけではなく、

美しいエデンの園、そのものだったわけです。


 そこで「 ミドルスターの意識 」は、この地球上に働きかけをもたらしたのです。

その素要を、この地球上に作ろうとしたのです。


 それが、「 中に咲く華 」、中華思想の源流となったのです。

 それだからこそ、あなた方がご存知の、「タオ」という考え方が生まれたのです。


 「陰」と「陽」は生成流転し、

「 陰中陽あり、陽中陰あり 」の思想が生まれたのです。


 どちらにも偏ることなく、中庸の心を持って、すべてに接する。

 それこそが、すべてを生かす道であること。

 この考え方が、そのころの大陸に作られる、土壌が出来上がったのです。



 そして、あなた方銀河系の意識、ベガ、プレアデス、シリウス、オリオン。

 それらの意識が集合し、この地球上に、DNA情報を織り込んだ、隕石を落としたのです。


 それが、人類種のスタートなのです。

 あなた方は、実は「星」からやってきたのです。

 わたくしたち意識体は、それをずっと、見守っていたのです。


 中庸の思想の中に、四極構造を作り上げたのです。

 この四極構造が発生したがゆえに、それぞれの性質の違いは明らかとなり、

種の違いは、歴然としてきました。まったく違う種が、出来上がってきたのです。


 そこには、「 合理性 」を大切にする種と、「 感情・感性 」を大事にする種と、

後は「 力 」のみを大事にする種、もうひとつは、「魂」のみを大事にする種。


 人類種の方向性も、分かれてしまったのです。


 つまり、ベガ、オリオン、プレアデス、シリウスの意識が、そのまま人類の中に、

「分極」として現れてしまったのです。


 その中で分離し、知と、理を大切にする「 アトランティス人 」。 

そして、感性、感情を大切にする、「 ムー人 」。この二つに分かれていったのです。


 人々は同じ土地には住めず、移住を始めました。

 アトランティス人は中央アジアを越え、エジプト、ヨーロッパ、中近東、

さらには、アメリカ大陸近くまで移住してゆきました。


 ムー人は、その頃あった、レムリア大陸へと移動していきました。

今の、南半球全体を示します。大きな大陸があったのです。

 そこに、人々の集団意識を大切にする、属集落的な社会が作られていったのです。



 そして 「 アトランティス 」は、合理的な手法を取りながら、

科学を優先し、その科学を、シリウスのサポートを得ながら、

どんどんどんどん増強させていったのです。


 アトランティスのパワーは、大きくなりました。そして、すべての科学の力を、

超越するにいたったのです。そこに作られたのが、時空移動装置、

「 ピラミッド 」なのです。アトランティスには、五つありました。


 今残されているのは、エジプトのピラミッドだけです。

 世界、ヨーロッパ各地に、ピラミッドの痕跡があるのです。しかしながら、

アトランティスは、科学技術のピークを迎え、地球大変動を起こすに至ったのです。



 それは、ピラミッドの力。

ピラミッドにエネルギー逆転作用を、発動せしむる者がいたからです。

 それは、誰が行ったか、ここで明らかにすることは、今は避けますけれども。


 つまりガイアの意識と、アトランティスのシャドウが、行ったことです。

 地球の意志がそうだった、ということを理解してほしいと思います。


 人々は過ちを犯すもの。二度とこの過ちを忘れないでほしい。


 科学を優先し、合理性を助長させ、すべてが「理」のみの世界。

そこには、「愛」の本質は、存在しなくなってしまったのです。


 もともとアトランティスにあった、「 愛の意識 」、それはどこに行ったのでしょう。

 もともと人々は、持っていたのです。なぜ滅ぼすまで、人はおろかな道を進むものか…。


 アトランティスは、二度と浮上してほしくないものなのです。

 ひとつの教訓として、物語として、あなた方の記憶の中、に深く留めおいてください。

アトランティスの意識を、二度と浮上させないでください。


 それがわたくし「トート」の役割でもあり、このことを知らしめるために、

あなた方に、メッセージを与えているのです。



 「 アトランティス 」、「ムー」にこだわるのではなくて、もともとあった中庸の国、

そこに、戻ってほしいからです。


 そして地球上を、すべてバランスの取れた「 無極性の星 」にしてほしいからです。

 すべての意識が統合され、「 無極 」になること。


  わたくしの作り上げた、ピラミッドというのは、ひとつの権力の象徴です。

 もう、このようなものは必要としません。


 人々には、もうこのようなものはいらないのです。

 情報の蓄積装置として、エネルギー集約体として、また、宇宙の共鳴体として、

緻密に計算されたものです。そのように作られたのです。

 それはあなた方銀河の、高次元意識すべての共同作業なのです。


 あなた方が、如何にバランスを取って生きられるか。

 新たなる発見が、ここにあるべきということを、その、ヒントを残して、

ピラミッドは作られたのです。


 人類が進化するとは、何であるか。覚醒するとは何であるか。

 カバラの象徴を、そのまま、このピラミッドの中に埋め込んだのです。


 中心のゼロポイント。ここに、時空移動ポイントがございます。

 その時空移動ポイントに、あらゆるメモリーが、蓄積されております。

 あなた方が物理的に、そのスペースで発見できるものは、何もありません。


 ただ空間のみ。それでいいのです。その空間に位置し、第三の目で、

それも「 ホルスの目 」で意識空間を、読み取ればいいのです。


 すべての情報はここにあり。地球のアカシックはここにあるのです。

 わたくしはそれを、ピラミッドに残したのです。


 これを読み取るのは、その能力がなければ許されておりません。

また、資格がなければ進入することもできません。厳重なブロックがかかっております。

 地球の明暗を決める、時限装置もこの中にあるのです。それがゆえに、

誰も、入り込めない領域を、作り上げたのです。


 ある時また、地球の磁極移動が起こる可能性もあるということです。

その、起爆装置は、ピラミッドの中にあるということです。

 ただその時限装置は、まだ発動しておりません。皆さま安心してください。


 それはガイアと、宇宙意識のすべての投影に、任せているのです。

 私の一存では決められないのです。


 「聖白色同胞」すべての意志の決断に、任せているのです。


 ただ、わたくしとしては、地球はさらなる進化の、希望の星へ変わってほしい。

 それをいつも願っているのです。


 「覚醒の道」は、そのための言葉として、残していったのです。

 あなたたちに、永遠不滅の普遍の真理として、魂に刻んでほしいものとして、

残していったのです。


 アトランティスは、ひとつの教訓でいいと思います。物語でいいのです。

現実に、出てきてもらっては、困る存在でもあるからです。

 アトランティス全体は、時空移動し、別意識空間の中に沈んでいるのです。


 あなた方の心の奥底に、ただ眠っているだけ。ただ、眠っているだけ…。

 それだけでいいのです。






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